2019年03月25日
新シーズン、目前!
学校は春休みに入り、子どもたちはもうすぐ学年が一つ上がることに胸を膨らませているでしょうか?
それとも、特に新中学生や新高校生、だけではなく新大学生も新社会人も、ステージが変わることに不安の方が大きくなっているでしょうか?
かなり前に新聞に載っていた小学生の詩で、今も心に残っている作品があります。詩そのものの表現はほとんどぼやけているのですが、『おめでとう、って一つ大きくなった相手に呼び掛ける言葉だよ』という内容でした。
本当にそうだと思います。
進学おめでとう! 就職おめでとう! 誕生日おめでとう! 大会優勝おめでとう! 結婚おめでとう!
そのように言われた人は、みんな一つ大きくなるんですね。
昨年、クラブのアウトドア・パーティーのメンバー紹介で、「一年生になれてうれしいです!」と大きな声で自己紹介してくれた子がいました。一つ大きくなった喜びがあふれていました。
「会員のみなさん、春が来ておめでとう!」
私も含めて、みんな一つ大きくなる春です。
さて、私たちのソラティオーラも一つずつ大きくなっていかないといけません。
この春、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。
このコースは、まるごとスペイン式サッカーに浸りきって“世界基準”のプレーヤーを目指そうというコンセプトで活動します。
私たちには、スペインで最高位のコーチ資格を持っている中谷吉男さんを通じて、十数年のスペイン式サッカーに触れてきた積み重ねがあります。
その中で得た知見には、書物や映像では体得しがたいものがあります。それを日々のものとして、子どもたちに伝えていきたいと考えました。
ソラティオーラの会員として、スペイン式サッカーを経験するには次の三つの方法があります。
①ソラティオーラの学年別チームに所属しながら、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動に参加する。
②「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」に所属して、週4回、まるごとスペイン式サッカーに浸る。
③中谷吉男さんが代表のバレンシアジャパンを通じて、スペインに短期・長期のサッカー留学をする。
③のスペイン留学を希望される場合は、別途ご相談ください。責任を持ってお世話させていただきます。
「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動については、そちらのブログをご覧ください。
ソラティオーラ会員がアカデミー和歌山校に参加する時は、入会金や月額会費で会員特典があります。
「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」については、次の会員募集案内をご覧ください。

それとも、特に新中学生や新高校生、だけではなく新大学生も新社会人も、ステージが変わることに不安の方が大きくなっているでしょうか?
かなり前に新聞に載っていた小学生の詩で、今も心に残っている作品があります。詩そのものの表現はほとんどぼやけているのですが、『おめでとう、って一つ大きくなった相手に呼び掛ける言葉だよ』という内容でした。
本当にそうだと思います。
進学おめでとう! 就職おめでとう! 誕生日おめでとう! 大会優勝おめでとう! 結婚おめでとう!
そのように言われた人は、みんな一つ大きくなるんですね。
昨年、クラブのアウトドア・パーティーのメンバー紹介で、「一年生になれてうれしいです!」と大きな声で自己紹介してくれた子がいました。一つ大きくなった喜びがあふれていました。
「会員のみなさん、春が来ておめでとう!」
私も含めて、みんな一つ大きくなる春です。
さて、私たちのソラティオーラも一つずつ大きくなっていかないといけません。
この春、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。
このコースは、まるごとスペイン式サッカーに浸りきって“世界基準”のプレーヤーを目指そうというコンセプトで活動します。
私たちには、スペインで最高位のコーチ資格を持っている中谷吉男さんを通じて、十数年のスペイン式サッカーに触れてきた積み重ねがあります。
その中で得た知見には、書物や映像では体得しがたいものがあります。それを日々のものとして、子どもたちに伝えていきたいと考えました。
ソラティオーラの会員として、スペイン式サッカーを経験するには次の三つの方法があります。
①ソラティオーラの学年別チームに所属しながら、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動に参加する。
②「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」に所属して、週4回、まるごとスペイン式サッカーに浸る。
③中谷吉男さんが代表のバレンシアジャパンを通じて、スペインに短期・長期のサッカー留学をする。
③のスペイン留学を希望される場合は、別途ご相談ください。責任を持ってお世話させていただきます。
「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動については、そちらのブログをご覧ください。
ソラティオーラ会員がアカデミー和歌山校に参加する時は、入会金や月額会費で会員特典があります。
「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」については、次の会員募集案内をご覧ください。
Posted by Okuno at
15:54
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2019年03月12日
それぞれの春
私にとって、毎年の穏やかな春は、南部梅林散策→花粉症→近所のモクレン→漆器団地の桜の順にやってきます。そして、もう一つの毎年の春は、クラブの会計決算の激務と、小学校・中学校を卒業する会員の門出を祝福し、ずっとこれからもサッカーを続けていってくれることを祈る春です。
2018年度の小学6年生は、会員数が昨年度に続いてクラブ史上最多級の20数名が在籍してくれて、2年連続で6年生だけで2チーム編成して公式戦に参加しました。
KFCジュニアは、県大会優勝こそできなかったものの、安定して県内ベスト4の実力を発揮してくれました。2年連続全国大会出場の期待とプレッシャーの中で、立派に奮闘してくれました。県大会優勝を果たせなかった悔しさを忘れることなく、これからのほうがずっと長く続く自分のサッカーのエネルギー源にしてくれることを願います。
ソラティオーラU-12は、特筆すべき成果を残してくれました。U-12全国選手権大会和歌山大会に、クラブ史上初めて、たぶん県少年サッカー全体でも初めてだと思いますが、一つのクラブから同一学年の2チームが出場するという記録を作ってくれたのです。
公式戦に出場することで、チーム活動としてサッカーをより深く理解し、仲間とともに勝つ喜び、負ける悔しさを経験することにこそスポーツの価値がある、“補欠文化を認めない”というクラブの基本方針を体現してくれました。
二年ぶりの「JAカップ」優勝という成果を挙げてくれた中学3年生とともに、私が強く願うことは、ずっとサッカーを続けていってほしいという、このことだけです。
新年度のスタートに向けて、2019年度の会員登録の受付を始めています。新しく仲間になってくれる子どもが一人でも多くクラブに加入してくれることを祈っています。
2019年度、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。これで、主に小学5・6年生を対象にしたコースは、既存の「KFCジュニア」、「KFCソラティオーラ」、「ソラティオーラU-12」と合わせて4コース編成になります。各コースのコンセプトや活動回数などの詳しい内容は、クラブ案内をご覧ください。
新設の「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」は、全面的にスペイン式のトレーニング・メソッドを取り入れ、火・水曜日は「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動にチームとして参加することで、“世界基準”のサッカーを目指そうという活動です。ソラティオーラのホームページから、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログもご覧ください。
それぞれの「サッカーが大好き」のあり方に合わせて、自分に合ったコースでサッカーを楽しんでいってもらいたいと願っています。
2019年度も、引き続きソラティオーラ和歌山をよろしくお願いいたします。
2018年度の小学6年生は、会員数が昨年度に続いてクラブ史上最多級の20数名が在籍してくれて、2年連続で6年生だけで2チーム編成して公式戦に参加しました。
KFCジュニアは、県大会優勝こそできなかったものの、安定して県内ベスト4の実力を発揮してくれました。2年連続全国大会出場の期待とプレッシャーの中で、立派に奮闘してくれました。県大会優勝を果たせなかった悔しさを忘れることなく、これからのほうがずっと長く続く自分のサッカーのエネルギー源にしてくれることを願います。
ソラティオーラU-12は、特筆すべき成果を残してくれました。U-12全国選手権大会和歌山大会に、クラブ史上初めて、たぶん県少年サッカー全体でも初めてだと思いますが、一つのクラブから同一学年の2チームが出場するという記録を作ってくれたのです。
公式戦に出場することで、チーム活動としてサッカーをより深く理解し、仲間とともに勝つ喜び、負ける悔しさを経験することにこそスポーツの価値がある、“補欠文化を認めない”というクラブの基本方針を体現してくれました。
二年ぶりの「JAカップ」優勝という成果を挙げてくれた中学3年生とともに、私が強く願うことは、ずっとサッカーを続けていってほしいという、このことだけです。
新年度のスタートに向けて、2019年度の会員登録の受付を始めています。新しく仲間になってくれる子どもが一人でも多くクラブに加入してくれることを祈っています。
2019年度、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。これで、主に小学5・6年生を対象にしたコースは、既存の「KFCジュニア」、「KFCソラティオーラ」、「ソラティオーラU-12」と合わせて4コース編成になります。各コースのコンセプトや活動回数などの詳しい内容は、クラブ案内をご覧ください。
新設の「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」は、全面的にスペイン式のトレーニング・メソッドを取り入れ、火・水曜日は「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動にチームとして参加することで、“世界基準”のサッカーを目指そうという活動です。ソラティオーラのホームページから、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログもご覧ください。
それぞれの「サッカーが大好き」のあり方に合わせて、自分に合ったコースでサッカーを楽しんでいってもらいたいと願っています。
2019年度も、引き続きソラティオーラ和歌山をよろしくお願いいたします。
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15:20
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2019年02月11日
バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校
ソラティオーラ和歌山がバレンシアジャパン(中谷吉男代表)と業務提携を結んで運営している「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」が、公開トレーニングを開催します。
今回は、ソラティオーラのコーチ研修会を兼ねて実施します。クラブ関係者以外の方にも公開しますので、関心のある方は、スペイン式トレーニングの実際をぜひご覧になり、トレーニングのメニューだけでなく、プレーヤーの集中度、その場のテンションや雰囲気を感じてみてください。
また、体験参加も受け付けていますので、プレーヤーの皆さんはぜひトレーニングに参加してみてください。
詳しいことは、次の案内をご覧ください。
同じ内容が、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログにも掲載していますので、そちらの方も開いてみてください。

今回は、ソラティオーラのコーチ研修会を兼ねて実施します。クラブ関係者以外の方にも公開しますので、関心のある方は、スペイン式トレーニングの実際をぜひご覧になり、トレーニングのメニューだけでなく、プレーヤーの集中度、その場のテンションや雰囲気を感じてみてください。
また、体験参加も受け付けていますので、プレーヤーの皆さんはぜひトレーニングに参加してみてください。
詳しいことは、次の案内をご覧ください。
同じ内容が、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログにも掲載していますので、そちらの方も開いてみてください。
Posted by Okuno at
14:00
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2018年12月30日
今シーズンをここまで振り返って(3)
《前回からつづく》
クラブは、2021年に創設50周年を迎えます。30周年の時も、40周年の時にも話したのですが、私たちのような、何の後ろ盾もない、ただサッカーが好きということだけで会員が集まっているクラブが、ここまで活動を続けてこられたのは、本当に奇跡的なことだと考えています。これからもクラブが変わらずに活動を続けていけるように、私たちの「目的」、「戦略」、「戦術」を述べさせていただきます。
ソラティオーラの「目的」は、サッカーを中心としてスポーツを楽しむことと、そのために必要な組織としてのクラブを、主体的に永続的に運営していくことです。クラブを大きくすることや、Jリーグクラブを目指すことは、私たちの「目的」ではありません。くどいですが、主体的にクラブを運営し、ずっとサッカーを楽しむことが「目的」です。このことを表現したのが、「100年クラブへ、夢の途上!」というスローガンです。
そのために、現時点で私たちが採っている「戦略」は、他のクラブとの違いを継続的に作り出していく、ということです。いわば、“オンリー・ワン”であり続けようとすることです。クラブは、変化し続けるか、埋没し衰退するかしかないと思います。現状維持はあり得ません。その時のクラブのあり方を維持しようとするのではなく、クラブがあり続けるためにいつも新しいことにチャレンジしてきました。そのようにしてこれまで、ずっと他のクラブとの違いを作り出そうとしてきました。
例えば、県内で初めて一般女子チームを作り、県内で初めてクラブユースU-15チームを作り、クラブユース連盟を立ち上げる中心になりました。これらは、他のクラブとの違いを継続的に作り続けていくという「戦略」の具体的な「戦術」の例です。他にもさまざまな「戦術」を実行してきました。
例を挙げれば、クラブの中に、多年代、多レベルのチームを編成する、育成部門では保護者に役割分担を強いない、他よりの低い会費ではなく目指す活動に必要な会費を設定する、補助金に頼らない、無給のボランティアで運営する、NPO法人化する、総合型地域スポーツクラブを目指す、などです。今年スタートしたバレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校も、シャウトのU-15・U-18の取り組みも、私たちの「目的」と「戦略」に沿う「戦術」の一つです。
しかし、新しいことにチャレンジしようとすると、どうしても既存の枠組みには収まりきらないことも起きてしまいます。そのたびに、周囲の人々を説得し理解を得るのには結構なエネルギーを必要とします。そのエネルギーは、ソラティオーラでずっとサッカーを楽しんでいきたいという会員の皆さんの熱意から生み出されてきたのです。私たちのエネルギー源はそれしかありません。“100年クラブ”を目指して、まずは50周年を目標に、引き続きよろしくお願いいたします。
ソラティオーラを愛してくださっている皆さん、よいお年を!
クラブは、2021年に創設50周年を迎えます。30周年の時も、40周年の時にも話したのですが、私たちのような、何の後ろ盾もない、ただサッカーが好きということだけで会員が集まっているクラブが、ここまで活動を続けてこられたのは、本当に奇跡的なことだと考えています。これからもクラブが変わらずに活動を続けていけるように、私たちの「目的」、「戦略」、「戦術」を述べさせていただきます。
ソラティオーラの「目的」は、サッカーを中心としてスポーツを楽しむことと、そのために必要な組織としてのクラブを、主体的に永続的に運営していくことです。クラブを大きくすることや、Jリーグクラブを目指すことは、私たちの「目的」ではありません。くどいですが、主体的にクラブを運営し、ずっとサッカーを楽しむことが「目的」です。このことを表現したのが、「100年クラブへ、夢の途上!」というスローガンです。
そのために、現時点で私たちが採っている「戦略」は、他のクラブとの違いを継続的に作り出していく、ということです。いわば、“オンリー・ワン”であり続けようとすることです。クラブは、変化し続けるか、埋没し衰退するかしかないと思います。現状維持はあり得ません。その時のクラブのあり方を維持しようとするのではなく、クラブがあり続けるためにいつも新しいことにチャレンジしてきました。そのようにしてこれまで、ずっと他のクラブとの違いを作り出そうとしてきました。
例えば、県内で初めて一般女子チームを作り、県内で初めてクラブユースU-15チームを作り、クラブユース連盟を立ち上げる中心になりました。これらは、他のクラブとの違いを継続的に作り続けていくという「戦略」の具体的な「戦術」の例です。他にもさまざまな「戦術」を実行してきました。
例を挙げれば、クラブの中に、多年代、多レベルのチームを編成する、育成部門では保護者に役割分担を強いない、他よりの低い会費ではなく目指す活動に必要な会費を設定する、補助金に頼らない、無給のボランティアで運営する、NPO法人化する、総合型地域スポーツクラブを目指す、などです。今年スタートしたバレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校も、シャウトのU-15・U-18の取り組みも、私たちの「目的」と「戦略」に沿う「戦術」の一つです。
しかし、新しいことにチャレンジしようとすると、どうしても既存の枠組みには収まりきらないことも起きてしまいます。そのたびに、周囲の人々を説得し理解を得るのには結構なエネルギーを必要とします。そのエネルギーは、ソラティオーラでずっとサッカーを楽しんでいきたいという会員の皆さんの熱意から生み出されてきたのです。私たちのエネルギー源はそれしかありません。“100年クラブ”を目指して、まずは50周年を目標に、引き続きよろしくお願いいたします。
ソラティオーラを愛してくださっている皆さん、よいお年を!
Posted by Okuno at
09:20
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2018年12月29日
今シーズンをここまで振り返って(2)
《前回からつづく》
育成部門では、エンジェルスがJAカップで優勝し、KFCジュニアは2年連続の関西大会出場を果たし、ソラティオーラU-12とソラティオーラU-10は、それぞれ地区予選を突破して、チームとして初めて県大会に出場しました。
世界とのつながりを目に見えるものにし、グローバル・スタンダードを意識したトレーニングをしたいと始めた、バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校の参加者は4月当初から倍増しました。子どもたちは、バレンシアCFのエンブレムを胸につけたオレンジ色のウェアを着て、とても集中してサッカーに取り組んでくれています。
一方で残念なこともあります。シニアBが人数不足でいくつかの試合を棄権し、来シーズンの活動を休止せざるを得ないかもしれない状況になっていることです。このチームのコンセプトは、仕事の都合でウイークデイの夜の練習には参加できない、トップチームでプレーするほどのキャリアがない、トップチームでプレーするにはピークを越えた、それでも試合を楽しみたいという成人のためのチームです。言わば誰でも参加できる大人のチームとして、私はクラブの基盤のカテゴリーであると考えてきました。
会員登録したからには当然、会費をきちんと納める、できるだけ都合をつけて試合に参加する、審判その他の業務を分担する、といった意識を十分持った“大人の会員”のチームであることが求められます。個々に事情はあるのでしょうが、チームとして試合を棄権せざるを得ない状況になってしまったのは、本当に残念です。
クラブの基盤のカテゴリーが消滅するかもしれないことは、クラブ全体の存続をも脅かす“アリの一穴”にならなければ良いのだがと憂えています。会費を払えば、それに見合うサッカーを楽しめるサービスをクラブから提供されるべきだという、“消費社会”の論理では私たちのクラブは存続できません。運営に必要な会費を持ち寄り、クラブや試合の運営に必要な業務をそれぞれの会員が分担しあってこそ、サッカーを楽しむことができるのです。 “サービス=対価”という仕組みでは運営していけないのです。ソラティオーラは“共生・共助”の仕組みで動いています。その認識が薄れていくことが、“アリの一穴”になることを心配するのです。
クラブでは、今までも数々のピンチがありました。その都度、会員の知恵と力を結集して、新しいエネルギーを生み出して、それらの危機を乗り越えて今に至っています。シニアBのピンチをチャンスに変えるため、会員の皆さん、力を合わせていきましょう。
《さらにつづく》
育成部門では、エンジェルスがJAカップで優勝し、KFCジュニアは2年連続の関西大会出場を果たし、ソラティオーラU-12とソラティオーラU-10は、それぞれ地区予選を突破して、チームとして初めて県大会に出場しました。
世界とのつながりを目に見えるものにし、グローバル・スタンダードを意識したトレーニングをしたいと始めた、バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校の参加者は4月当初から倍増しました。子どもたちは、バレンシアCFのエンブレムを胸につけたオレンジ色のウェアを着て、とても集中してサッカーに取り組んでくれています。
一方で残念なこともあります。シニアBが人数不足でいくつかの試合を棄権し、来シーズンの活動を休止せざるを得ないかもしれない状況になっていることです。このチームのコンセプトは、仕事の都合でウイークデイの夜の練習には参加できない、トップチームでプレーするほどのキャリアがない、トップチームでプレーするにはピークを越えた、それでも試合を楽しみたいという成人のためのチームです。言わば誰でも参加できる大人のチームとして、私はクラブの基盤のカテゴリーであると考えてきました。
会員登録したからには当然、会費をきちんと納める、できるだけ都合をつけて試合に参加する、審判その他の業務を分担する、といった意識を十分持った“大人の会員”のチームであることが求められます。個々に事情はあるのでしょうが、チームとして試合を棄権せざるを得ない状況になってしまったのは、本当に残念です。
クラブの基盤のカテゴリーが消滅するかもしれないことは、クラブ全体の存続をも脅かす“アリの一穴”にならなければ良いのだがと憂えています。会費を払えば、それに見合うサッカーを楽しめるサービスをクラブから提供されるべきだという、“消費社会”の論理では私たちのクラブは存続できません。運営に必要な会費を持ち寄り、クラブや試合の運営に必要な業務をそれぞれの会員が分担しあってこそ、サッカーを楽しむことができるのです。 “サービス=対価”という仕組みでは運営していけないのです。ソラティオーラは“共生・共助”の仕組みで動いています。その認識が薄れていくことが、“アリの一穴”になることを心配するのです。
クラブでは、今までも数々のピンチがありました。その都度、会員の知恵と力を結集して、新しいエネルギーを生み出して、それらの危機を乗り越えて今に至っています。シニアBのピンチをチャンスに変えるため、会員の皆さん、力を合わせていきましょう。
《さらにつづく》
Posted by Okuno at
14:50
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