2020年11月11日

サッカーのある日常

 ひんやりとした空気は透き通り、紅葉の話題がメディアを賑わせつつある季節になってきました。北国では早くも積雪しているとのニュースも流れました。一方で気温が低くなるにつれて、新型コロナウイルス感染がまた大きく広がっていくのではないかという不安も膨らみつつあります。そんな中でも、和歌山県では各種別でサッカーの大会が佳境を迎えています。

 ソラティオーラの各カテゴリーでは、U-15の「KFCエンジェルス」が、第27回和歌山県クラブユースサッカー選手権大会(兼、JAカップトーナメント)で見事優勝し、関西大会に出場することになりました。チーム史上初めての関西大会出場です。プレーヤー、チーム・スタッフ、保護者の皆さんに対し、心から「おめでとう!」と言い、理事長としてとてもうれしく感謝しています。すぐにやってくる関西大会も、“全力を出し尽くして戦う”ことを思う存分に楽しんでもらいたいと願っています。

 U-12では、全国大会の県予選が行われています。ソラティオーラからは、6年生チームの「KFCソラティオーラ」とアカデミー・コースの「KFCジュニア」が出場しています。両チームとも1回戦を突破し、2回戦では同じクラブのチーム同士が対戦することになってしまいました。このことは県大会では初めてではないかと思います。試合は、全員6年生の「KFCソラティオーラ」が、5年生主体の「KFCジュニア」に対して終始安定した試合運びを展開し、2-0で貫録勝ちを見せました。次戦は、県リーグ優勝の上富田FCと対戦します。リーグ戦での雪辱を期し、全国大会への道を切り開いていってくれることを期待しています。

 さらに、「KFCシャウト」は、女子関西リーグ2部で好成績を残しただけでなく、育成年代の女子サッカー発展のため、様々な取り組みをしてくれています。
 クラブのトップ・チームである「海南FC」は、夏に県社会人サッカー連盟杯選手権大会で優勝し、全国クラブチームサッカー選手権関西大会に出場し準決勝まで進みました。
 ソラティオーラのシニアCカテゴリーの「ソラティオーラ・ジョコーソOver-50」チームも県大会で優勝し、関西大会に出場しました。

 ここに紹介しきれない活動もまだまだいっぱいあります。総合型地域スポーツクラブ「ソラティオーラ和歌山」のサッカー部門に位置付けている「海南フットボール・クラブ」は、キッズからシニアまで、男性も女性も参加できる総合サッカー・クラブとして、和歌山県で最も充実した活動を展開し、継続してきたと自負しています。
 会員の皆さんが主体的にクラブ運営にかかわることで、クラブ・ライフが生活に根付き、自分のアイデンティティの一部を成り立たせているという自覚を持って活動してくれていることに、ソラティオーラのエネルギーの一番の源があります。

 大切なものを失って初めて、その大切さが実感できるということがあります。現在も進行中のコロナ禍の中で、一度サッカーができない時期を経験したことで、サッカーが私たちにとってとても大切であることを、すべての会員が実感できたのではないでしょうか。
 これからどんどん寒くなっていきます。まだまだ新型コロナについては安心できる状況では全くないばかりか、より一層注意を怠らないようにしなくてはならないのでしょう。

 しかし、コロナ禍の中で委縮しているだけでなく、自分の一部になっているサッカーやソラティオーラでのクラブ・ライフも大切にしていきましょう。私たちには、「100年クラブ」という大きな通過点を目指して、まだまだ夢を見続けて活動していく楽しみがあります。
 困難な状況が続く中でも、私たちにはソラティオーラでのサッカーがあります。そこには、仲間がいます。ともに見続ける夢があります。なんとありがたいことでしょう。



Posted by Okuno at 15:53│Comments(0)
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