2019年07月19日

KFCジュニア、優勝。これが、ソラティオーラだ!

KFCジュニアが、県タイトルを獲得した。第50回和歌山県スポーツ少年団総合競技大会で優勝した。協会に登録しているすべての少年チームが出場している大会ではない。しかし、どんな大会でも優勝するというのは、かなり難しい。正直、びっくりした、驚いた。

何に驚いたかって。理由は二つ。一つは、今年の6年生は低学年の時から人数が上の学年に比べて少なく、セレクションを行っていないチームであったこと。もう一つは、トップ・リーグ入りを目指した新人大会で、バレンティアとミラグロッソとの対戦で、どちらかの試合であと1点得点をあげるか、1点失点を防ぐかすればトップ・リーグ入りのチャンスがあったのに、“あの1点、この1点”を逃したばかりにトップ・リーグ入りを果たせなかった勝負弱さを見せていたからだ。そのような勝負弱さは、チームの体質になりやすい。私はチーム・スタッフに、この勝負弱さを克服することが、このチームの最大の課題だろう。しかし、それはなかなかに難しい、と新人大会の後話したことがある。

それを、このチームは短期間に見事に克服した。見事と言うほかない。スポ少大会の一つ前、オークワ・カップの地区予選の最中、なぜか突然変身し始めた。地区予選から県大会1回戦まで、何とPK戦3連勝! スポ少大会決勝戦を入れるとPK戦で4連勝だ!

PK戦4連勝それ自体も驚異的だが、PK戦に持ち込む粘り強さを身に付けたことが、何より素晴らしい。PK戦狙いのゲーム・プランで試合に臨んでいるのでは決してない。ギリギリの勝負を挑みながらのPK戦である。PK戦は、総力戦である。3人でのPK戦は、いきなりのサドンデス方式に近い。一つの失敗がすぐ結果につながりやすい。だから、3人のキッカーの安定したシュート力と精神力が必要だ。人数が少ない分、4人目以降のサドンデスに入りやすい。4人目以降の力も大切だ。ゴールキーパーには、3人の内一つを阻止する高い集中力が要求される。そうした意味で、PK戦は総力戦だ。

総力戦とは、すなわちチームワークである。チームワークとは、単なる仲の良さではない。チームのために、ということは、自分も含めたみんなのために、自分の役割を全力で果たそうとする意識である。それでも、相手チームも全力をかけて勝負に出てくる。それに勝つことはもちろん素晴らしいが、結果が伴わなかった時の行動、結果にかかわらず勝負してくれた相手チームへのリスペクト、そうしたものすべてにチームワークのレベルが表れる。

『物語(ストーリー)は、すべて未来において語られる。』その時々の結果は、その時点での評価だけで終わるものではない。新人大会での勝負弱いという評価は、乗り越えた課題というストーリーの一節に、今書き換えられた。それを成し遂げたのは、プレーヤーたちの頑張りとチーム・スタッフの献身的な指導の賜物だ。

と言うだけで、話を終わらせない。まだあと二つ、付け加えておきたい。
一つは、壁を乗り越える力を発揮させた背景に、先輩諸君の実績というクラブの歴史があるのではないか。ここ何年間か毎年のように、全国大会や関西大会への出場であったり、県大会でもファイナルに出場したりしている。自分たちも、それに続きたいという思いやプライドはあったはずだ。クラブとしての県大会優勝の経験がなかったら、PK戦4連勝はなかったのではと思わざるを得ない。クラブとして持っている力は、絶対に大きい。

もう一つ、今回の優勝を“過去の栄光”にしてしまってはいけない、ということだ。『物語(ストーリー)は、すべて未来において語られる。』ということは、成果の後についても当てはまる。「せっかくあの時は、頑張ったのに」ということになってしまえば残念だ。成果を残して一つ上のステージに進めば、さらに強い相手が待っているのは、どんなゲームの世界でも同じである。KFCジュニアの諸君には、立ち止まることのないさらなる努力を期待したい。

第50回和歌山県スポーツ少年団総合競技大会の成績
[予選リーグ]
2-0 Vs.有田保田   2-0 Vs.紀伊
[1位リーグ]
4-1 Vs.セレソン   2-1 Vs.貴志川
[決勝戦]
1-1 延長戦0-0 PK戦3-2 Vs.伏虎

次のステージは、8月2425日京都府山城総合運動公園で行われる「第38回近畿ブロックスポーツ少年団サッカー交流試合大会」だ。頑張れ!




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