2020年08月28日

コロナ禍のサッカー

 新型コロナウイルス問題を地球規模で抱えながらも、世界のトップ・レベルのプロ・リーグから地元の少年リーグまで、あらゆるレベルでサッカーが再開されています。サッカーだけでなくスポーツをやりたいって気持ちは、ものすごいエネルギーを持っているんだなと改めて感じています。

 ソラティオーラでは、シニアCが先日の「Over-50」の県大会で見事初優勝し、関西大会に出場することになりました。ソラティオーラでは、一般男子はシニアA、シニアB、シニアCと3つのカテゴリーに分かれて活動し、県社会人リーグ1部、同3部、シニア40リーグ、シニア50リーグの4つのリーグ戦に参加しています。

 少年のカテゴリーでも、ソラティオーラから3チームがU-12リーグに参加しています。会員数は、5歳から65歳までおよそ250人がサッカーを楽しんでいます。大変な熱量です。

 この勢いを、“100年クラブ”に向けて、次の50年につなげていきたいと願っています。何の後ろ盾も持たない、サッカーが好きで集まっているだけの組織が50年存続していること自体がある種の奇跡だと思います。この“奇跡”の原動力は何なのでしょう。自分のやりたい時だけ、ピッチにやってきて試合をして帰る、そんなことでは一瞬でもクラブが成り立たないことは誰にでも分かることです。

 連盟の会議に出席して大会の運営に携わり、審判の資格を取って大会の審判を務め、クラブの維持に必要な会費を納める、などなどの役割を責任持って分担してこそ、好きなサッカーを楽しむことができるのだと、仮に声高に言わなければいけなくなってしまったらクラブの危機です。会員それぞれが、主体的にクラブを運営していくための自覚を持って活動している、この目には見えないものこそがソラティオーラの何よりの財産なのです。

 クラブのエネルギーは、常に新しいことにチャレンジしていくことから生まれてきます。バレンシアジャパンと提携し、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」を運営していく中で、画期的なトレーニング・メソッドを取り入れていることもその一つです。

 また、県内女子サッカー界をけん引している「海南FCシャウト」は、U-15の活動をすでに始めていますが、新たに小学生以下を対象に、「女の子のためのサッカースクール」に着手しようとしています。

 これらの新しい取り組みが、クラブ全体のエネルギー源になっているのです。まだソラティオーラの輪に加わってもらっていない方にも、ぜひ仲間になってもらいたいと願っています。今の10歳くらいの会員が、50年先にお孫さんと一緒にソラティオーラでサッカーを楽しんでもらえているなら、私たちのソラティオーラ和歌山は、素晴らしい「100年クラブ」に育っていることでしょう。遠い未来を見据えつつ、コロナ禍の中でも一歩一歩前へ進んでいきましょう。




Posted by Okuno at 10:58│Comments(0)
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