2019年04月07日

陽春に映える、鮮やかなバレンシアカラー!

バレンシア・アカデミーに参加しているソラティオーラ会員で、第14回下津カップに参加させていただいた。世界各地のバレンシア・アカデミーの子どもたちが身につけているのと同じバレンシアカラーのユニフォームが、この春一番の強い日差しを受けて輝いた。

試合は、1-2野上、0-4保田と残念な結果に終わったが、5年生が1人、4年生が8人、3年生が1人というチーム構成の中で、アカデミー・コースのスタートとしての方向性を子どもたちに体験してもらうという目的は、一定果たせたかなと評価している。

試合前に子どもたちに示した試合のテーマの中心は、次の三点。
◇コンパクトな陣営で、激しくボールを奪いにいく。どんどんボールにチャレンジし、2人目がしっかりカバーする。
◇ボールを奪ったら、外へつなぎ、タッチライン沿いにタテに展開する。
◇最終ラインの突破は、スペースにパスを出し、そこに走りこむ。

しかしどんなチームでも試合前のミーティングの言葉だけで、ゲーム・プランがチームとして機能することはまずない。結果、試合中ひっきりなしにコーチングし続けるという醜態を晒すことになってしまったのは、今後ちょっと考えなくてはいけないかなと思っている。

私の意図は、プレーヤーをベンチサイドから操ることでは決してない。例えば攻守の切り替え時に、ほんの少しの時間もはさむことなく、チームが有機体として一つの意思を持ってボールを積極的に奪いにいくことで、瞬時の判断力というより、瞬時の反応力や高い集中力を持ったプレーヤーに成長していってもらいたい。私の意図はそこにある。

もちろん最終的には、個々のプレーヤーの能力に行き着く部分が出てくるだろうが、目指しているものは、世界基準のサッカーに要求されるきわめてベーシックな資質であり、どのプレーヤーでもトレーニングや試合を通じて、自分なりに身につけていける資質であり、反対にどんなに身体能力に優れたプレーヤーでも、コーチやクラブにより導かれないと、その資質は磨かれてプレーに表れることはないだろう。

もう一点、体の動きと精神の動きは連動しているということだ。サッカーで絶対に必要な集中力と俊敏な体の動きはつながっている。両足を肩幅に開いて立ち、左手を腰に当て、右手の人差し指を立てて右上に伸ばし、顔は空を見上げる。このポーズでしゅんとなることは普通の人にはできない。元気を出したいときには、まずこのポーズを取ってみる。気持ちがポーズに表れるのではなく、ポーズが感情を作り出す。いつか読んだ本に書いてあったことだ。犬は、元気のない時は頭と尻尾を垂れる。力強く吠える時は、必ず頭を上げている。

高い集中力は瞬時の反応とチームの有機的な動きを生み出すのは間違いないが、その逆のボールにどんどんチャレンジし、カバーリングを要求することで、高い集中力と連動をもたらし、個々の資質が磨かれていく。そのための絶え間ないコーチングであった。


試合前にも子どもたちに話したが、バレンシアCFのエンブレムを身につけてプレーすることに大きなプライドと夢を持って、世界基準を目指していってもらいたいし、私自身もそこに責任とやりがいを持って指導に当たりたいという気持ちを新たにした試合であった。
  


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2019年04月02日

パナソニック・スタジアム、ここは日本か?

新しい元号が「令和」になることなど、当たり前だが誰も思いつきもしない3月30日、Jリーグのチケットをもらって、パナソニック・スタジアムにガンバ対ヴィッセルの試合を観に行った。
パナソニック・スタジアムへ行くのは初めてなので、どうやって行こうかと思案していたが、息子がモノレールの門真市駅の近くまで車で行って、そこからモノレールを使ったと教えてくれたので、「老いては子に従え」と言うし、そうすることにした。ナビに従って運転していても、なぜか目的地近くになると間違ってしまう。この日も、やっぱり門真市駅直前で交差点を直進したいのに、道路は左折オンリー。訳が分からなくなったが、この日はついていた。元の地点に戻ろうとしていると、偶然24時間最大500円というコイン・パーキングを見つけたので、駅まで少し距離はあったがそこを使わせてもらうことにした。モノレールは、乗り換えなしで万博記念公園駅に20分で着く。便利だ。駅からスタジアムまでは徒歩15分と案内にあった。

素晴らしいスタジアムだった。席はアウェイ側のゴール裏2階席だったが、1階席の上に覆いかぶさるように作られていて、サッカー専用なのでピッチまでが近い。長居のゴール裏よりはるかに見やすい。2階席の上には屋根が張り出しているので、雨が降っていたが、観戦中に濡れる心配もない。対戦相手がイニエスタなどのいるヴィッセルということもあって、観客数はスタジアム最多の37,000人を超えた。
こんなスタジアムが日本に作られる日が来ているとは、長生きはするものだ。はるか昔、バレンシアCFが親善試合で来日した時、たしか大阪球場だったと思うが、野球場で観戦したことを思うと眩暈がするほどだ。
ただ、終了後の観客誘導は、もう少し気を使ってもらいたいと思った。大勢の流れについていくと、モノレールの駅とは全く反対の方向へ向かっていた。途中でおかしいと思って警備の人に尋ねると、イチローがバッティングに入る時のルーティーンのフォームみたいに、憐みをたたえた表情で、指示棒で元来た方向を指してくれた。情けない思いをしたのは私たちだけでなかったのが、せめてもの慰めだった。見知らぬ人と突然仲間として感情を共有できるということも経験できた。
ところで、この全く素晴らしいスタジアムは、私たちのサッカー文化の成熟度をどれほど表しているだろうか。サッカー先進国の状況と言っても、人にうんちくを垂れるほどの知識もなにもないのだが、二度訪問したことのあるバレンシアでは、バレンシアCFのメスタージャ(55,000人収容)と、レバンテUDのシウダ・デ・バレンシア(約26,000人収容)が歩いて30分ほどの距離にある。ガンバとセレッソのホーム・スタジアムが徒歩圏内にあるということだ。しかも、メスタージャはかなり古くなっている。それだけの歴史を持っている。
そんなことは言ってもどうしようもないことだが、そのようなスタジアムを建設させる文化というか、建設のバックボーンとなる社会的背景を私たちはまだまだ蓄積できていないように感じる。その社会的圧力は、阪神タイガースを支える熱気にはまだまだはるかに及んでいないだろう。そんな空気を私たちサッカー・ファンは、日々の活動の中でもっともっとはぐくんでいく役割を担っている。しかも、私たちの地元は、大阪からもさらに距離がある。和歌山の皆さん、お互いもっと頑張りましょう。
さて、試合はやっぱり一流の外国人の力か、という結果で終わってしまった。さらに、この試合に限って言えば、宮本監督はまだまだ若いね、という感じだった。2点リードしている前半終了間際、それまでほとんど仕事らしい仕事をさせていなかったポドルスキにCKのこぼれ球を豪快に決められて、1点差にされた上にポドルスキを生き返らせてしまった。さらに、途中出場の田中順也に2点奪われての大逆転負け。
2点リードした前半から、宮本監督はこの試合をどのように終わらせるのかな、選手交代できるプランを持っているのかなと思いながら観ていたが、結局後手後手に回った対応しかできなかった。リージョの凄さを見せつけられた。
最後に、イニエスタの印象を一言だけ。初めてプレーを生で見たが、凄いという印象よりは不思議な印象のほうが強かった。意外性のあるパスも何本か出すので、周囲をよく見ているのだろうが、いつ見ているのか、私とのいる2階席からはよく分からなかった。いつ、どのように周囲の状況を把握しているのだろうという不思議さを強く感じた。
書き残しておかないと、この感動もすぐに忘却の彼方に去っていってしまうので、ブログに掲載させていただきました。
  


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2019年03月25日

新シーズン、目前!

学校は春休みに入り、子どもたちはもうすぐ学年が一つ上がることに胸を膨らませているでしょうか?
それとも、特に新中学生や新高校生、だけではなく新大学生も新社会人も、ステージが変わることに不安の方が大きくなっているでしょうか?

かなり前に新聞に載っていた小学生の詩で、今も心に残っている作品があります。詩そのものの表現はほとんどぼやけているのですが、『おめでとう、って一つ大きくなった相手に呼び掛ける言葉だよ』という内容でした。
本当にそうだと思います。
進学おめでとう! 就職おめでとう! 誕生日おめでとう! 大会優勝おめでとう! 結婚おめでとう!
そのように言われた人は、みんな一つ大きくなるんですね。
昨年、クラブのアウトドア・パーティーのメンバー紹介で、「一年生になれてうれしいです!」と大きな声で自己紹介してくれた子がいました。一つ大きくなった喜びがあふれていました。
「会員のみなさん、春が来ておめでとう!」
私も含めて、みんな一つ大きくなる春です。

さて、私たちのソラティオーラも一つずつ大きくなっていかないといけません。
この春、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。
このコースは、まるごとスペイン式サッカーに浸りきって“世界基準”のプレーヤーを目指そうというコンセプトで活動します。
私たちには、スペインで最高位のコーチ資格を持っている中谷吉男さんを通じて、十数年のスペイン式サッカーに触れてきた積み重ねがあります。
その中で得た知見には、書物や映像では体得しがたいものがあります。それを日々のものとして、子どもたちに伝えていきたいと考えました。

ソラティオーラの会員として、スペイン式サッカーを経験するには次の三つの方法があります。
①ソラティオーラの学年別チームに所属しながら、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動に参加する。
②「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」に所属して、週4回、まるごとスペイン式サッカーに浸る。
③中谷吉男さんが代表のバレンシアジャパンを通じて、スペインに短期・長期のサッカー留学をする。

③のスペイン留学を希望される場合は、別途ご相談ください。責任を持ってお世話させていただきます。

「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動については、そちらのブログをご覧ください。
ソラティオーラ会員がアカデミー和歌山校に参加する時は、入会金や月額会費で会員特典があります。

「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」については、次の会員募集案内をご覧ください。

  


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2019年03月12日

それぞれの春

 私にとって、毎年の穏やかな春は、南部梅林散策→花粉症→近所のモクレン→漆器団地の桜の順にやってきます。そして、もう一つの毎年の春は、クラブの会計決算の激務と、小学校・中学校を卒業する会員の門出を祝福し、ずっとこれからもサッカーを続けていってくれることを祈る春です。
 2018年度の小学6年生は、会員数が昨年度に続いてクラブ史上最多級の20数名が在籍してくれて、2年連続で6年生だけで2チーム編成して公式戦に参加しました。
 KFCジュニアは、県大会優勝こそできなかったものの、安定して県内ベスト4の実力を発揮してくれました。2年連続全国大会出場の期待とプレッシャーの中で、立派に奮闘してくれました。県大会優勝を果たせなかった悔しさを忘れることなく、これからのほうがずっと長く続く自分のサッカーのエネルギー源にしてくれることを願います。
 ソラティオーラU-12は、特筆すべき成果を残してくれました。U-12全国選手権大会和歌山大会に、クラブ史上初めて、たぶん県少年サッカー全体でも初めてだと思いますが、一つのクラブから同一学年の2チームが出場するという記録を作ってくれたのです。
 公式戦に出場することで、チーム活動としてサッカーをより深く理解し、仲間とともに勝つ喜び、負ける悔しさを経験することにこそスポーツの価値がある、“補欠文化を認めない”というクラブの基本方針を体現してくれました。
 二年ぶりの「JAカップ」優勝という成果を挙げてくれた中学3年生とともに、私が強く願うことは、ずっとサッカーを続けていってほしいという、このことだけです。

 新年度のスタートに向けて、2019年度の会員登録の受付を始めています。新しく仲間になってくれる子どもが一人でも多くクラブに加入してくれることを祈っています。
 2019年度、「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」を新設します。これで、主に小学5・6年生を対象にしたコースは、既存の「KFCジュニア」、「KFCソラティオーラ」、「ソラティオーラU-12」と合わせて4コース編成になります。各コースのコンセプトや活動回数などの詳しい内容は、クラブ案内をご覧ください。
 新設の「ソラティオーラU-12アカデミー・コース」は、全面的にスペイン式のトレーニング・メソッドを取り入れ、火・水曜日は「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」の活動にチームとして参加することで、“世界基準”のサッカーを目指そうという活動です。ソラティオーラのホームページから、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログもご覧ください。

 それぞれの「サッカーが大好き」のあり方に合わせて、自分に合ったコースでサッカーを楽しんでいってもらいたいと願っています。
 2019年度も、引き続きソラティオーラ和歌山をよろしくお願いいたします。
  


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2019年02月11日

バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校

ソラティオーラ和歌山がバレンシアジャパン(中谷吉男代表)と業務提携を結んで運営している「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」が、公開トレーニングを開催します。
今回は、ソラティオーラのコーチ研修会を兼ねて実施します。クラブ関係者以外の方にも公開しますので、関心のある方は、スペイン式トレーニングの実際をぜひご覧になり、トレーニングのメニューだけでなく、プレーヤーの集中度、その場のテンションや雰囲気を感じてみてください。
また、体験参加も受け付けていますので、プレーヤーの皆さんはぜひトレーニングに参加してみてください。
詳しいことは、次の案内をご覧ください。
同じ内容が、「バレンシアCFオフィシャルアカデミー和歌山校」のブログにも掲載していますので、そちらの方も開いてみてください。





  


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